皐月賞2021展望:有力馬の考察

今週末中山の牡馬クラシック第一弾G1皐月賞の有力馬の考察を投稿します。久々になりますが余裕のある水曜日でしたらなんとか投稿できそうです。

エフフォーリア
予想オッズではこの馬が一番人気で本番でもそうなるか。デビューから三連勝ですが指数は新馬:68→一勝クラス特別:76→G3:82とちょうど6ずつ上げてきています。今回88が出れば多分勝てるでしょうがそんな理屈は通らなそう。先週のソダシ、先々週のレイパパレもそうですが、昨年来無敗の馬がやたらと活躍していて今回もその流れか。もちろん勝つ可能性は低くないのですが、平均指数トップというわけでもないので一番人気ともなると素直に◎を打つことにはならないと思います。

ダノンザキッド
二歳チャンピオンで前走の弥生賞で勝っていれば間違いなく一番人気になっていたのでしょうが、3着でケチがついた形です。平均指数的にはトップタイで前走にしても休み明けのスローペースで逃げ馬を捕まえきれなかっただけで最後の伸び脚を見ると負けてなお強しとはいえるでしょう。人気が下がった今回が買い時なのかもしれません。
コースも距離もペースも不問で叩き二戦目で確実に上げてくる気配があり連軸としては最適といえるのではないでしょうか。もっとも馬連三連複などはこの馬から売れそうではあります。

ディープモンスター
予想オッズでは少し離された三番人気がこの馬。平均指数にすると75というのは高くもなく、過去数戦の指数も高い値ではあるがこのメンバーで勝てるような数字ではありません。一か月とちょっと間隔があいたわけですが、ここで数字を跳ね上げるとも考えづらく指数的には買えないか。
これまでスローペースでの競馬しか経験がなく、今回はG1だけに相応に速く流れることが予想され、ディープ産駒得意の流れにもなりそうにない点も不安材料になります。

ヴィクティファルス
前走のスプリングSではお世話になりましたが道悪で指数は低く実力を測りかねるところ。デビュー二戦目の共同通信杯でエフフォーリアから0.4秒離された二着ということでその後の上がり目があれば逆転できないこともないと思わされます。前走をみれば道悪はこなすのでしょうが、船橋市の予報を今見ると雨は降るが雨量は大したことなさそうでなっても稍重といったところか。とても軸にはできませんが、相手としてはおさえるべきと考えます。

アドマイヤハダル
予想オッズでは20倍弱と有力馬とはいえないかもしれませんが、ぜひ取り上げたかったのがこの馬。若葉賞勝ちの指数85というのが秀逸です。
休み明けで頑張りすぎたので反動が少し心配。敗戦したのが府中の9ハロンということで、関東に来て大丈夫かという気もします。とはいえ阪神と中山はコース形態も似ていますし、その不安を補って余りある魅力があります。