メンバーレベルとバラつき度合い(標準偏差)について

コメント欄もしくは表題に記載しているメンバーレベルとバラつき度合いについて投稿します。予想は指数と偏差値の両面でみていますのでこれは重要です。

コメント欄に指数分布を掲載していますが、これは各馬の近走のスピード指数を独自のロジックで加重平均した能力指数になります。各馬の指数から該当レースのレベルやバラつき度合いを算出することができるのでそれも掲載してます。

各馬の能力のバラツキ具合(標準偏差)
標準偏差については細かくは書きませんが、要するに指数が固まっている場合は低く、差が大きい場合は大きい数字になります。昨年からの各レースの標準偏差の分布をグラフと評価は下記通りになります。

標準偏差

例えば標準偏差が2で大混戦のところに、一頭だけ指数が抜けて高い馬がいれば偏差値は高くなり(70以上)、能力的に抜けた馬ということになります。ただし、そういう馬は大概人気になっています。
分散大の評価になっている場合は指数上位の馬のみで決まることが多く、理屈的には三連系の馬券を狙うべきレースということになります。ただし、低指数の馬が変わり身をみせて馬券圏内に食い込むことがそれはそれは多く、なかなかうまくはいきません。

各馬の指数平均
同様に出走馬の指数平均も算出できます。同様に昨年からの各レースの指数平均値分布は下記通りで、だいたい70程度が標準になります。73を超えればレースレベルは高いと言えるでしょう。

指数分布

ただし重賞はこの限りではありません。オープン以上は能力差の差が大きくこのくくりではレベルの高低は判断できず各レースの過去の指数をみて表記しています。なお、ダートは平均指数差が大きく出ます。特に秋のチャンピオンズカップなどは高指数馬が大挙出走して平均値は非常に高くなるレースです。昨年も一昨年も78ありました。

標準偏差及び平均値はそのレースの質をみるファクターになります。馬券検討の一助となれば幸いに思います。