偶然に巡り会ったびっくりの味5選|旅グルメの話

魚沼産コシヒカリのおにぎり 雑記

前回は王道の海の幸の記事を投稿しましたが、今回は狙って食べたわけではないけど、美味しくてびっくりした経験について投稿します。

旅に出るとたまたま見つけて食べたとか、安宿の夕食の一品がやたらと美味しかったといった嬉しい偶然に巡り会うことができます。これもまた旅の醍醐味ではないでしょうか。近年出会えた幸運について5つのメニューを投稿します。

鯖の塩焼き:酸ヶ湯温泉

豪雪で有名な青森酸ヶ湯温泉は自炊部であれば一人でも一泊二食で一万円台前半で泊まれて源泉かけ流しの強酸性にごり湯を楽しめるお気に入りの宿です。
比較的粗食な湯治食が逆にお気に入りなのですが、昨年春に宿泊した際の夕食がこちら。

酸ヶ湯温泉鯖の塩焼

画像左下の鯖の塩焼きが信じられないくらいに美味しい。脂の乗り具合がよいのか鯖の塩焼きがこんなにも美味しい物だったのかと思いました。鯖の旬は冬だというのですが、どうしたものか?これからも狙って味わえるとは思えないのですが、きっちり記憶には残したいところ。
旅館部で予約すれば高いお金を出して苦手な旅館食で食べ過ぎになるのに比べて自炊部の食事でこれだけ美味しい食事ができるのであれば、酸ヶ湯温泉では今後ずっと自炊部を選ぼうと思ってしまいました。

魚沼のおにぎり:南魚沼市塩沢

これは最近なのですが、長岡の資料館を目的に新潟に行った帰りにもう一カ所どこかに寄ろうと訪れた南魚沼市塩沢。北越雪譜の鈴木牧之の資料館を訪れてとても面白くて満足した後、旧街道のあたりを遠回りして塩沢駅に向かいました。
資料館に行く前から案外に人が多く、お祭りのような賑やかな雰囲気には気づいていたのですが、夜にイベントがあるらしく、屋台などが営業を始める段階に出くわしたようです。

魚沼産コシヒカリのおにぎり

折角魚沼に来たのに美味しいお米とは縁がなかったと思っていた最中に見つけた「うおぬま縁むすび・コシヒカリ」の屋台。これはラッキーと買った「塩むすび」200円。「さっき炊きあがったところで熱いですよ!」といわれて歩きながら食べたおむすびの美味しいこと!塩加減も絶妙で海苔とのハーモニーもたまりません。
200mほど歩いて食べ終わったのですが、戻ってもう一個買おうかと真剣に悩みましたが、電車の時間があり泣く泣く自重しました。
お腹が空いていたうえに、諦めていた魚沼産コシヒカリに図らずも出会えてので実際のおいしさ以上の感動になったような気もしますが、幸せってこんなところにあるのかもと思わされました。

うるいの辛味噌和え:大沢温泉自炊部食堂やはぎ

以下の画像は定宿大沢温泉の食堂やはぎの生姜焼き定食なのですが、特別美味しかったのが左上の小鉢の山菜。

大沢温泉生姜焼き定食のうるい

何だろうと思って箸をつけるとなんか新感覚でとにかく美味しい。店員さんに「これすごく美味しいのだけどなんですか?」と聞いたところキッチンまで聞きに行ってくれて「うるい」という山菜とのこと。春に芽吹いたばかりでないと食べられないのでこの時期でないとでないそう。
シャキシャキっとしつつもぬめりを残した独特の食感で、辛味噌とよく合います。もともとフキや山菜は好物なのですが、未体験の食感とクセのない味がたいそう気に入りました。こればかり腹一杯食べたいという話にはならないですが、特別に美味しい副菜一品がこの日の夕食の満足度を最大限にしてくれました。

鶏舞そば:一ノ関駅そば「菜のはな」

乗り換えで時間の余った一ノ関駅で、ちょうど昼時だったのでなにげなく寄った駅そば屋。鶏肉のお蕎麦のメニューが多くて不思議に思ったのですが、そこで食べた「鶏舞そば」630円がやたらと美味しくてびっくり。

一ノ関駅そば鶏舞そば

老舗の駅弁屋が運営している駅そばで、駅弁で使う鶏肉を使っているそう。鶏肉の照り焼き風の味付けが絶妙で、そもそも好物の舞茸も美味しい。おそばも侮れず東京のチェーンの駅そばとでは比較にならない完成度です。

一ノ関駅そば鶏・金色揚げそば

忘れない味だったので数ヶ月後に一ノ関駅を経由して鳴子温泉に行く際に時間を作って再訪しました。今度は「鶏・金色揚げそば」にしてみました。揚げた鶏もなかなかでしたが、舞茸も好きなので「鶏舞そば」に軍配を揚げたいところ。これからも一ノ関駅の接続は意図的に時間を作って駅そばを食べたいと思います。

黒石つゆ焼きそば:すずのや

黒石のB級グルメとして定着していますが、最後に「つゆ焼きそば」を挙げます。
噂に聞いていた黒石つゆ焼きそばなのですが、最初にどこかのお店で食べた際は普通に美味しい程度でこんなもんかと思っていました。

黒石すずのや

それから黒石を再訪した際に、お店を変えてまたつゆ焼きそばでも食べてみるかと思って代表的なお店である「すずのや」に行きました。

黒石すずのやつゆ焼きそば

あまり期待していなかったのですが食べたつゆ焼きそばは別物で全然美味しい。ソース味のしみこんだ麺と醤油ベースの和風だしが絡んだ味はまったくもって未体験の謎の味でクセになります。この件からご当地グルメに関してはそこで、混んでいても一番美味しいと言われるお店に行くべきという持論を持つようになりました。
以前長男を連れていき食べさせたことがあります。そのときは普通に美味しかったといっていただけだったのですが、数年後に「またあれ食べたい」と言い出しました。あまりそういうことは言わないので驚きました。一昨年の冬に張り切って連れていこうとしたら吹雪に阻まれて断念しました。いまでもいつか連れていかねばと思っています。

またまた主観的にすぎる内容になってしまい参考になるかは怪しいところです。
食事について感じることはそのときの腹具合や前後の行程に依存するもの。特に前者三つに関しては、「一期一会」のようなものですが、あのときだからこその味は記憶にとどめておきたいところ。食が細くなり量より質を重んじる歳になったからこそ、幸運な偶然に期待して、感動できる食べ物に出会えるよう旅を続けたいと思います。

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