南花巻温泉郷大沢温泉の紹介|至福の湯めぐりができる多彩なお風呂編

大沢温泉の露天風呂 温泉

岩手県南花巻温泉郷の「大沢温泉」の紹介お風呂編になります。毎月のように行っていて昨年は10回宿泊しました。今回のお風呂編ではアルカリ性のとろみのあるお湯の6つのお風呂を詳しく紹介します。多彩なお風呂があるのでどんな方にもきっとお気に入りのお風呂が見つかるでしょう。

泉質/効能

源泉はひとつで、Ph9.0の無色透明。わずかながらの硫黄臭がありますが、ほとんど気にならない程度です。アルカリ性とろっとした肌触りはとても心地いいです。源泉は51℃くらいということで基本かけ流しなのですが、以前レジオネラ菌の検出があり若干の消毒をいれているとのこと。「塩素臭がする」という口コミを見たことがありますが、自身としては気になったことはないです。鈍感なだけかもしれませんが…
熱めのお湯なうえに、保温性がよいのか入るとぽかぽかです。冬の凍てつく寒さの中で入る露天風呂もまた乙なものです。

たくさんのお風呂

バラエティ豊かな以下のお風呂があります。

大沢温泉風呂案内

まずは6つのお風呂を比較表にしてまとめました。

お風呂比較表
お風呂の名前 建物 特徴
大沢の湯 湯治屋
混浴露天風呂
豊沢川に面した大沢温泉の象徴。川の景色を眺めながらの開放感が魅力です。20:00~21:00は女性専用時間帯があります
薬師の湯 湯治屋若葉荘
男女別内湯
若葉荘の階下にある、昭和レトロでタイル張りのレトロなお風呂。ボディソープやシャンプー、シャワー2台を完備しています。
かわべの湯 湯治屋若葉荘
女性専用露天風呂
混浴が苦手な女性向けに作られた比較的新しい露天風呂。目隠しがあり安心ですが、洗い場はなく浸かる専用です。
豊沢の湯 旅館部山水閣
男女別半露天
高級旅館らしいゴージャスで綺麗なお風呂。5月頃の心地いい季節には窓が全面開放されて半露天風呂として楽しめます。
山水の湯 旅館部山水閣
男女別内湯・露天
山水閣の宿泊者限定。より贅沢な内湯と程よい広さの露天風呂があり、設置されているシャンプー類もさらに高級仕様です。
南部の湯 菊水館(※現在閉鎖中) 2018年の大雨被害に伴い現在は閉鎖中。木のぬくもりがある小ぶりで落ち着いた雰囲気の、愛用していた内湯でした。

以下各々のお風呂について記述します。

大沢の湯

なんといっても大沢温泉の象徴である大沢の湯をまず挙げなければなりません。
豊沢川に張り出したような位置にある混浴露天風呂で、川の景色を眺めながら何時間でも入れらるのではないかと思わされるお風呂です。

混浴で橋から丸見えなので女性には厳しいかもしれません。しかし女性専用時間帯も20時から一時間で設定されています。この時間は橋への出口は封鎖されているのでご安心ください。ただし、この時間に集中してかなり混雑するので、朝にも設定してほしいという要望が口コミに投稿されていました。

大きな柱の根元から熱いお湯が沸きだしていて、それが源泉なのでしょうか?そのためか奥のほうは「あつめ」、手前は「ぬるめ」と掲示がありますが大きくは変わりません。だいたい43℃くらいで湯守されているようですが、「熱い!」という人もいます。せっけん・シャンプーなどはなくまさに入るだけです。

何回ともなく入ったので、川のよく見える位置や、寝湯のように楽しめる岩とか、いい場所を完全に把握しているので、移動しながらのんびり楽しみます。気がついたら30分くらいはあっという間。夜よりも朝の明るい時間が特に川の眺めが綺麗で好きです。
夜中0時から明け方5時までは閉まっています。多分毎週木曜日か金曜日の午前中は掃除の時間が設定されています。お湯を抜く様とか大きいお風呂なので高圧洗浄機で掃除をしている様を眺めていたこともありますが、古いお風呂ではあると思うので綺麗に維持して頂けるのはありがたいですね。

薬師の湯

湯治屋の一角を占めるモルタルづくりの「若葉荘」の階下にあります。男女別の内湯なのですが、タイル張りの昭和館あふれるレトロお風呂です。泉質はここが一番いいという意見があるのですが、申し訳ないですがそこまでの違いはわからないです。
あまり大きくないお風呂ですが根強い人気があって、後述の豊沢の湯より混んでいるのではないかと思うこともあります。
ボディソープとリンスインシャンプーが置かれているので、体を洗うときにはここに入ることもあります。ただし2つしかシャワーがないので待たされるようなこともありました。24時間ずっと入ることができますが、朝8時近辺は掃除の時間になります。

下の写真は手前側が女湯の入口です。

大沢温泉かわべの湯と薬師の湯

かわべの湯

こちらは女性専用の露天風呂です。上の写真では奥の方の入口です。混浴の大沢の湯は丸見えでさすがに女性は入りにくいと言うことで設置されたのでしょうか?20年くらい前にできた新しいお風呂です。
もちろん筆者は入ったことはないわけですが、目隠しがあってお風呂も小さいので開放感はイマイチという評価をみたことがあります。こちらも洗う場所などはなく入るだけのお風呂です。

豊沢の湯

こちらは旅館部の山水閣のお風呂です。24時間開いていて湯治屋の宿泊客や日帰り入浴の方々でも入ることができます。高級旅館のゴージャスな風呂という感じでここしか入らないという人も多いかも。息子を連れていくとここしか入らないよう。もったいないな…

大沢温泉豊沢の湯

2001年、最初に大沢温泉自炊部に泊まったときは、こんな低価格(当時は一泊3000円程度)なのにこんなにいいお風呂入っていいのかな?と思ってしまいました。シャンプーやコンディショナーなども比較的高級な物が置かれていて差別化?が図られているか。
5月くらいのいい季節になると奥の窓が開放されて半露天風呂となります。大沢の湯ほどではないですが、なかなか気持ちいいです。ただし、アブの出る季節になると網戸が入ってしまうので少し残念です。

山水の湯

豊沢の湯の逆側にある山水閣のお風呂です。こちらは山水閣の宿泊者でないとはいれません。

大沢温泉山水の湯

よりゴージャスなお風呂で、内湯とそこそこのサイズの露天風呂があります。シャンプーやリンスもより高級品でした。

大沢温泉家族風呂

また入口の写真だけで恐縮ですが、3つの家族風呂があり、貸切ではいることができます。残念ながら入ったことはありません。

南部の湯

豊沢川対岸にある別棟の菊水館にあったお風呂です。
2018年の大雨で、菊水館に直通する県道の橋の法面が崩落して通行できなくなり、菊水館が休止された際に残念ながら閉鎖されてしまいました。

南部の湯

在りし日の写真がありますので添付します。小ぶりの内湯ですが木のぬくもりのある雰囲気のいいお風呂でした。洗い場もシャワーもあり空いていて、愛用していたので本当に残念です。
菊水館はギャラリーとして復活したのですが、配管はもうダメになっているだろうしお風呂としての復活は厳しいことでしょう。

といった案配でお風呂の総合商社のような多様性があり、お湯は一緒なので例えば白濁硫黄泉がいいという要望にはこたえられませんが、レトロで安上がりがお好みの方、ゴージャスに贅沢をしたい方などそれぞれの好みに対応できるラインナップになっています。ひとつの宿泊場所で湯めぐりが楽しめるということが大沢温泉の魅力のひとつと思います。

大沢温泉の紹介お風呂編のまとめ

温泉編ということで立ち寄り湯での諸元表をまとめました。

立ち寄り湯諸元表
項目 内容 コメント
泉質 アルカリ性単純温泉(pH9.0)源泉かけ流し
源泉温度51.3℃
若干の消毒があります
料金 大人700円・小学生以下400円 回数券もあります。5,500円で10回利用できます
受付時間 受付7:00~20:00
入浴は21:00まで
受付時間はとても長いです
混雑時には2時間制限があります
アクセス 東北自動車道花巻南ICから車で15分
新花巻駅と花巻駅発の無料シャトルバス
新花巻駅発:15:10 / 16:10 / 17:10の三便で45分かかります
こんな人におすすめ 開放感を味わいたいなら大沢の湯
きれいで設備の整ったお風呂がいい人は山水の湯
レトロなお風呂が好みの方は薬師の湯

以上が、定宿大沢温泉のお風呂編になります。ぜひ下記リンクからほかのシリーズ記事もご覧ください。

※楽天トラベルへのリンク

シリーズ定宿大沢温泉他記事へのリンク

定宿大沢温泉は本記事を含めて5回のシリーズ記事です。以下他記事へのリンクを掲載します。
【全体編】 大沢温泉全体ガイド|宮澤賢治も通った二つの宿と六つのお風呂
(三つの棟と六つのお風呂やアクセス・周辺観光を解説)
【山水閣編】 大沢温泉山水閣宿泊記|誰にでもお勧めできる近代旅館
(快適な客室、豪華な食事、上質なサービスを求める方はこちら)
【湯治屋・部屋編】 大沢温泉滞在記|築200年の湯治屋建物・部屋編
(江戸時代から続く迷路のような館内と、ノスタルジックな客室の記録)
【湯治屋・食事編】 大沢温泉滞在記|自炊もよし食堂もよし湯治屋食事編
(名物食堂メニューから、売店の食材を使った自炊のコツまで紹介)

コメント