ヴィクトリアマイル2021展望:有力馬穴馬の考察

今週末日曜日の古馬牝馬限定G1ヴィクトリアマイルの展望を投稿します。予想オッズ上位の人気馬合わせて8頭を考察します。

グランアレグリア
予想オッズでは単勝1倍台の人気になりそう。指数は最上位の79でこれは買わないわけにはいかない。二歳時三歳時のあれ?みたいなレースは影を潜め、安定感も増してきている。前走は+2.0秒という極悪の馬場の10ハロンでこの上なく条件は悪かったが0.9秒差の4着であれば充分合格点か。逆に反動が心配ではある。府中も3勝して前年の安田記念でアーモンドアイに圧勝した舞台で軸は確定というより一着付確定くらいに考えています。

レシステンシア
予想オッズでは二番人気で5倍くらいで推移しています。前走の高松宮記念は逃げではなく差して二着というのは収穫か。平均指数は高くなくマイルということであまり食指は伸びません。3歳春で桜花賞とNHKマイルで2着していますが得意の重馬場だったりレースレベルに疑問があったりで指数は高くないという印象。グランアレグリアを軸にしてこの馬を買ってしまうと他の馬が買えなくなるという事情もあり今のところ軽視の予定です。

マジックキャッスル
平均指数は3番手グループ。前走の阪神牝馬Sは二着もタイム差なしで勝ち馬のデゼルより評価されているようです。スローペースをより後ろから差してきていて、G1連対、G3勝ちとなればやむなしか。府中のマイルは厳しい流れになり先週と同様に長い距離の実績が後押し材料か。相手としては重きを置かねばなりません。

デゼル
平均指数はこちらも76の三番手グループ。前述の通り阪神牝馬Sを勝ったにもかかわらず二着馬に人気で劣りそう。この馬も少し長いところでの実績があり府中の9ハロンで二勝していて妙味の点ではマジックキャッスルを超えるかもしれません。年明けで三走しているというのはちょっと気になり前走がピークかもしれません。とはいえこちらも買います。

テルツェット
1勝クラスから前走のG3まで目下4連勝中。指数的には少し足りないくらいでさらに上昇が見込めるので充分馬券圏内の可能性はあるか。ただその4連勝中の指数は75~78と安定しているのはいいがパンチ不足というか、どうも掲示板の下のほうどまりになるような気がしています。三連系を買うなら三頭目としておさえようと思いますが馬連なら買わないかな。

サウンドキアラ
指数最上位タイはこの馬。頗る悩ましく三連勝のあと臨んだ昨年ほどの勢いがないのでどうしたものか。ただ昨秋はパッとしなかったもののこの春は善戦して指数はそこそこ。リピーターの多いレースであるからここで復活ということもあるかも。まだまだ悩みますが指数最上位だけに二頭軸の二頭目のような位置に置くかもしれません。

ダノンファンタジー
穴馬として挙げるのは失礼な気がするが、今のところの予想オッズは50倍以上で穴馬候補として挙げます。指数は76で三番手グループ。三走前昨年末の阪神カップでは指数82の圧勝もその後はパッとしないので人気を下げているようです。最近は7ハロンとか9ハロンとか非根幹距離が得意な印象ではありますが二歳時とは言えG1を勝った馬ですから実力はあるとみて相手としては買う予定です。

レッドベルディエス
こちらは大穴候補。前走の3勝クラス勝ち指数は79、前々走も77と近走の充実ぶりは注目です。いきなりG1でどうかという話ですが、少し長めの距離で実績のある馬ですし府中も二勝ということでちょっとおさえてひそかに期待したいところです。